アストリアス　 辻渡モデル SP-2 （試作サンプルNO.2 ？） 辻 渡（1953～）氏は、1977年に現アストリアスギターの前身である「名工ギター」工房に入社。1981年にアストリアスとしてブランドをリスタートして40年以上にわたりアストリアスの製作技術を支えています。 現代の名工「辻渡」によって設計された各モデルは、バランスの良い透明感のある音色をもつギターとして、楽器販売店や演奏家からも高く評価されています。 出品のギターは辻渡モデルの試作個体と思われます。 ラベルには薄く1986 SP-2と書かれています。既にアストリアスのマスタールシアーとして不動の地位確立後のWataru. Tsujiラベルであることから、1986年のモデルまたは構想を試作し、メモ感覚で書いたのかも知れません。 現在のS-2系のようなモデル品番ですが、 S-2やカスタムのようなオール単板モデルではなく、S-1やプレリュード系の20万代モデルに下記のように手間を加えた感じです。 しっかりした作りなのでS-2に近いクラスではあると思います。 優れた楽器性能はレギュラーモデル同様ですが、異なる点が多少あります。 ・ヘッドが美しいメイプル杢目 ・内部塗装あり ・トップは中央付近に雷状のベアクロー入り 　（奇数半端同士を有効利用かも） ・ラッカーとは異なる塗装 　（経年ウェザーチェック（塗膜亀裂）が生じて、　 　ビンテージ感が出てます。） 状態は、トップには塗装亀裂や打ち凹みの補修があります。サイドバックも含めて板割れはありません。 美しさとビンテージ感が同居したレアで個性的なアストリアス　辻渡モデル　SP-2 をどうぞよろしくお願いします。 全長　　：100センチ 弦長　　：65センチ 弦高　　：12フレット 6弦 4.5ミリ 1弦 3.5ミリ ナット幅：51.5ミリ ギターを写真のハードケース（TAKABE）に入れプチプチで梱包して安全にお届けします。